- EDITOR’S PICS

June 20th, 2016

Let’s Get Personal

友人がNY出張のおみやげにプレゼントしてくれたボディオイル。ミーハー、かつ高い美意識をもつ彼からのギフトが的外れだったことは今までなく、今回もそのオイルにすっかりハマってしまった。ほかにはどんなプロダクツが?とサイトを検索したところ、クリエイターであるリンダ・ロダンに、私はすっかりまいってしまった。

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なんて可愛いひとだ、というのが彼女の第一印象。可愛いといっても、エキセントリックなアイウェアの向こうにいる彼女は、どう見てもおばあさんである。彼女を「可愛らしく」たらしめている最大の要素はそのファッション。シンプルだったりカジュアルだったりするアイテムに、「ヴィンテージ」「モード」「スポーツ」「エキセントリック」のエッセンス。きちんと施された、それも時代感をきちんと取り入れたメイクやネイルも、その存在感に一役買っている。

「可愛いおばあちゃん。」などと言ったりするが、そういうジャンルの「可愛い」とリンダの「可愛い」は全然ちがう。飽くまでも“女”としての可愛さであり、フランスとかイタリアに在る“セクシーな”女たちともまた違ったニュアンスを醸し出している。

こういうタイプはあまりヨーロッパにいないな、と思わされたが、どうだろう。セクシーで威厳があって、どこかシニカルな「欧州産」の女たち。「子供っぽい」可愛さともちがうリンダ=「ニューヨーク産の女」に、新鮮な女性像を見つけて、なんだか嬉しくなった。

パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク・・・・・十把一絡げにするつもりはないが、土壌が生み育んだ、その土地ならではの女性像というものがある。経験をかさねて味わい深くなっていく女たち。「装い」にはそのひとの信念や人生観がにじむものだと、私は思う。さあそして、日本に生まれたわたしたち。いったいどんな女であるべきだろう?