- EDITOR’S PICS

January 18th, 2016

LANVIN、美とシンプリシティの極み。

アルベール・エルバス氏のランバン辞任は、モード界のみならず私自身にとっても大きなできごとだった。様々なブランドに触れてはきたけれど、こんなにも「ピンと来て」「つかみどころのある」ブランドは、これまで他になかったから。当初こんなにもこのブランドに愛着がわくとは思っていなかった。アメカジ育ちの私にフレンチモードはちょっと・・・・いや、結構難解だったから。

ランバンを理解するには、レッスンが必要だと思う。着て、それもただ着るだけじゃなくて、ちゃんと味わう。着飾る、じゃなく着こなす、を目指す。するとある日ふと、難解だったいちまいが、ものすごいキャパシティを持っていることに気づく。どんな着かたもできるからどんなシチュエーションにもOKだし、毎日着たっていい。本当に“使える”服なんです、ランバンって。

そんなランバンのニューコレクションがバイケリーの店頭に届いた。ぜひいらしてご覧になってみてください。今回のセレクトはひじょうにシンプル、そして「毎日を特別にしてくれる服」。「特別な日のためのとっておきの服」じゃなく、毎日着られてアレンジも効いて、着るひとをさりげなくセンスよく見せてくれる服。着飾って誰かに見せるためじゃなく、“着こなす”歓びがある服、です。

シンプルこの上ない春のラインナップから、特に新鮮なのは、ミモレ丈のスカートとデニムパンツ。ボトムが変わるとその人の印象はガラリと変わり、さらに下半身のシルエットはその人のセンスを鮮やかに表現してしまうから、ボトム選びはどうか慎重に。

新しい季節のスタートです。アルベール・エルバスによる最後のランバン、どうぞお見逃しなく!