- EDITOR’S PICS

July 6th, 2015

NEW from MIAMI

不思議なもの。それが時を経過すると普通に見えてくるからファッションは本当に面白い。私たちは半年前に次シーズンのコレクションをオーダーするので、新しく出てきたデザインに戸惑うことが度々あります。何十型もあるサンプルの中からまずピックアップすることからバイイングの仕事が始まりますが、見たことがない=不思議なもの と解釈しがち。本当は、見たことがない=新しいものなのですが、ね。バイイングを始めたばかりのころは、不思議だからピックアップしない、と見たことがないものを排除してしまい、「今」しか見ていないことで度々上司に注意を受けておりました…。そうなのです。今すぐに売れるかどうか、よりも半年後にお客様が新鮮に感じれるものを提供しなければいけない仕事なのです。誰よりも早くこの先の流れをキャッチし、その過程をお伝えするのがバイヤーの大切な任務。先入観が強いことがこの仕事をさせてもらったことにつながりましたが、いざバイイングに携わったら先入観が仕事の邪魔。不思議なものを受け入れて、どうしてこの不思議なものが世に出てきたのかを考える分析力や柔軟性がバイヤーには必要なのです。先入観が強く柔軟、一見相容れない対極の考え方を共存させることがバイイングの仕事は大切に感じます。

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ai

ファッションの流れやバランスと同時に変化するアクセサリーのデザイン。新しい流れとして構築的でミニマルなデザインが新鮮です。去年、私が不思議なデザインと思ったMIANSAIは時間が経つほどに、これからのスタンダードとなる予感を感じています。不思議と感じたのはただ今までの流れになかっただけで、本当はトラディショナルなモチーフからのインスピレーションのMIANSAI。ヨットの帆を留める金具や釣り針やアンカーなどの、ベースがあるものをモダンにデザインしています。 2008年マイアミでブランドをスタートさせたMIANSAIは、Mihael Saigerがデザインし全ての工程をマイアミの自社工場で職人の手作業から生まれています。新進のクリエイションとクラフツマンシップの融合は新しい風を感じます。Mihael Saigerの母がヴィンテージショップを営んでいたことから、本物がもつタイムレスな価値観や味わいに触れてきたこともMIANSAIのデザインに大きく影響をしています。

tea

マンハッタンのクロスビーストリートにオープンした旗艦店。その間口の狭い入り口にはまずティースタンド。今Mihael がはまっているというフレーバーティーを頂くことができます。バイイングはその旗艦店の奥の庭に設営された仮設テントの中で、フレーバーティーを頂きながら行われました。今回の出張はいろいろな先で「TEA」を出していただくことが多く、ティーブームの兆しを感じています。

*近日入荷予定となっております。お問い合わせはKELLYまでお願いいたします。