- EDITOR’S PICS

March 30th, 2015

FIELD OF DREAMS

私がリスペクトしているデザイナー、A DETACHER(ア デタシェ)Mona Kowalska(モナ・コヴァルスカ)。今まで出会った人の中で最も「素敵」と感じている方です。「お洒落」という言葉で彼女を表現したいと思ったのですが、その言葉自体が軽薄になっているのか、彼女には軽く感じてしまうのか表現する言葉を悩みましたが、本当にお洒落な方です。海外でのバイイングでショールームを訪ねた時に、デザイナーが自ら接客をしてくれるブランドはほとんどなく、私たちはブランドの営業担当の方とお話をすることが常なのですが、Monaはニューヨークコレクションに参加するようになった今でも、10年前と変わらずフェイストゥフェイスでコレクションのご紹介をしてくれます。

ビッグメゾンや資本の大きなブランドになればなるほどデザイナーとの距離はどうしても遠くなり、ビジネスはしていても直接的に繋がっているという感触を感じにくいものなので、デザイナーはまさに雲の上の方。Monaは、StellaやDriesと同じように一代でブランドを立ち上げ、ランウェイのコレクションに参加し世界的にビジネスをしているので同じように雲の上の方なのですが、毎シーズンA DETACHER(ア デタシェ)のニューヨークの展示会では自ら私たちを迎えるために待っていてくれます。当たり前のようでいて、当たり前でない、実は夢のような状況。そこで今仕事をしているのだという感動と喜びを毎回のように感じてしまいます。

Monaが自ら私たちをもてなしてくれるのはただのホスピタリティだけでなく、どのように自分のブランドがお店で表現されるのか、お客様にどう伝わるのか、エンドユーザーまで確かな伝達がしっかりできているかのチェックでもあると思います。デザイナーの考えや様子がうかがえ、その意思がダイレクトに感じられる洋服。それがA DETACHER(ア デタシェ)の洋服です。長く続けて展開している店舗は、日本ではKELLY(ケリー)を含めて数件の希少なブランド。海外での評価がとても高く、今第一線で活躍するデザイナーが憧れを持ちリスペクトしているデザイナーです。既製品ですが、そこにはオーダーメイドのマインドが込められています。彼女はファッションデザイナーであり、深いこだわりをもった職人であり、もてなすというホスピタリティを持っている女性なのです。

ランウェイという夢の舞台に立つブランド。夢のようなバイイングの現場。そして夢のような洋服。夢のような素敵なプロセスを経て、皆様の手元に特別な洋服をお届けしています。

コレクション全てがおすすめですが、私の一番のおすすめが70’Sを彷彿させるノスタルジックなランドスケーププリントスカート。空や雲、森や大地がそこに表現されています。A DETACHER(ア デタシェ)のオリジナルなナチュラルの表現です。A DETACHER(ア デタシェ)のコレクションテーマが凝縮され、そして今年の気分も凝縮された一着です。

 

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