- EDITOR’S PICS

May 14th, 2018

ONCE UPON A TIME IS NOW

KELLYに初登場の”SIBILLA once upon a time is now”のカゴバッグがイタリアから到着いたしました! KELLYのニューブランドであり、ブランドデビューのシーズン。パリの展示会で、私が一目惚れをしたカゴバッグを今日はご紹介いたします。

今シーズン、デビューしたSIBILLA(長いので、”シビラ”と呼ばさせて頂きます)ですが、実は生産背景は非常に歴史のあるブランド。現代では、カゴバッグはどのブランドもアフリカなど職人の工賃の安い国に生産拠点を設け、コストを抑えた製品をたくさん作るという形式がほとんど。SIBILLA(シビラ)はそのような時代感の中で、イタリアの廃業した工場と職人を復活させリブランディングされたバッグブランド。服飾の世界では、もともと都市で作られていたものがコストの問題から、どんなに発祥地の職人の手が良くても生産の背景が移り変わっていくのが、よくある、よく行われている事象です。その世の中に起きている事をふまえて、本当に良いものとは?と振り返り生まれたのが、SIBILLA(シビラ)のバッグです。使い捨てではなく、長く愛用し続けられるものとは?と考えた時に、このブランドのプロジェクトがスタートいたしました。

ミリの単位の細いブレードを、ぐるぐるとミシンをかけて形成していくSIBILLA(シビラ)のバッグ。手のかかった、しっかりとしたつくりは、他に類を見ない細かな職人の仕事の跡が見えてきます。編む、ではなくてミシンをかける事で、上品できれいな仕上がりとなり、カゴでつい気になってしまう、ボサボサの表面感がないので何かに引っかかるイメージが薄いバッグとなっています。花弁をイメージしたのカゴバッグは、唯一無二のデザイン。どのようにして凹凸を形成するのか?気になってしまうデザインです。

今は昔…。「かつて」を「今」に変えて、蘇った伝統の技術。そこへ加わった時代の感性。時を超えて蘇った、「良い物」です。ぜひお近くで、その細かな仕事の跡をご覧いただけたらと思います。