- EDITOR’S PICS

April 9th, 2018

IN THE BAGGAGE

先週から続きまして海外出張のお話。そして、たまには食事のお話でも…。出張中の食事は、何処へ行くかが悩みの種でもありますが、仕事後のイベントとして楽しみな時間。ついつい今日見たコレクションのミーティングになってしまいますが煮詰まった頭のリフレッシュの時でもあります。最近は、ホテルから歩いていける美味しいレストランを探し出すのが我々のミッション(嗅覚がある上司にほぼお任せになってしまっていますが…)となっています。

ホテルから近いマルティーユ通りの坂の入り口にある、フレンチレストラン。前回訪ねて非常に美味しかったので、2度目の来店です。味はもちろんなのですが、ここの良いところは日本人のスタッフがいて、お料理に使われている素材や調理法を教えてもらいながらオーダーができるところ。フレンチで書かれたメニューに呆然としなくても良くて、独創的で美味しい料理を頂けるレストランです。と、前回のイメージをもって行って、入店したら日本人のマダムが居ない…。今現在働いているスタッフに聞いてみたら、日本人は今まで居たことがない、とのこと。狐につままれた思いの中で席についてイングリッシュメニューを貰いオーダーを試みますが、よくありがちな素材が羅列されたメニュー。どんな感じの料理ですか?と聞いても、フランス人の彼女が英語で料理の「こんな感じ」と言うニュアンスめいた話を、それほど英語が得意でもない日本人に伝えるって、難しそう。そして最近は、今までポピュラーではなかった食材や調理方法がフォーカスされ独創的な料理が登場してくる時代感。「どんな感じ」を日本語はもちろん、英語でも説明しにくそうなのが分かります。「どれも美味しい」のごり押しを信じて、素材のニュアンスで頂いた夕食がこちら。

EP6

EP5

EP3

どれも本当に美味しくて大満足。少し日本やアジアを意識した味付けなので、日本の方が食べやすい味だと思います。もしパリに行かれることがあったら是非おすすめ。最近の料理は本当にボーダーレスです。オーセンティックな味のレストランに出逢わないくらい無国籍な味が普通になっています。この国ならではを楽しむというざっくりとした体験欲求ではなく、世界中からこの店のこの味を味わいたいという、ピンポイントな楽しみ方がポピュラーなっている現代は、人を惹きつけるオリジナリティや個性が本当に大切な時代になっているのを感じます。個性のあるお店とは?ファッションのあり方とは?意外性とは?、と不思議なフュージョンの料理がファッションと重なり色々考えさせてくれます。