KELLY

BYKELLY VOICE
BLACK HORN

W→Peru→BLACK HORN

なんとか皆さまに新しいブランドをご紹介したい!
という思いで旅立った2009年2月のNYへのバイイングの中で
最も私たちが印象的だったブランドを
エピソードを交えてご紹介していきたいと思っています。
まずはニットブランド、『BLACK HORN』から。
今回私たちの使命はレザーアイテム、好感度でロープライスのデニム、
そして新しいニットブランドの発掘でした。
事前に日本で下調べはして行くのですが、あとは現地で足を使って見つけるのみ。

大きなトレードショーを見るために数日設けているのですが、
初日は何百もあるブースを端から端まで全て隈無く見ていきます。
あまりの出展数にこれ、といった明確な目的を持って見ていないと
完全にスルーしてしまうことになってしまいます。
メジャーで資本力のあるブランドは中央に位置し、大きなスペースを確保して、
たくさんのバイヤーたちで賑わって大変活気があります。

ジェットラグと戦いながらも、歩き回ること数時間。
一度通り過ぎそうになったブースが気になり、後戻りした私たち。
そこは端のほうにあるとても小さなブースで、
バイヤーらしき人も一人いませんでした。
ブースはまるでひとつの部屋のようにそれぞれ、ブランドの個性、
イメージによってディスプレイされているのですが、そこは壁面から何まで黒一色。
静かに焚かれているキャンドルの香りが立ちこめるそのなかに並ぶ
ニットオンリーのコレクション。
素材がすぐに目に飛び込んで来たので、
気になりセールスに尋ねてみると、ほとんどがベビーアルパカによるものだと。
これは良いものみつけたかも!と嬉しくて
コレクションを試着したりして興奮している私たちを見守る、
あまりにも売り込んでくる気配のないセールスと
おとなしいデザイナーらしき人たち。
そして初めて聞くブランドBLACK HORN・・・。
私たちに圧倒されているのか、それにしても、なんだか他のブースとは
毛色の違うおとなしい様子に、恐る恐る尋ねてみると
「今シーズンがファーストコレクションで、デザイナーは彼。
以前は雑誌『W magazine』のエディターをしていたのよ」と。
なるほど!納得しました。
セールスもデザイナーも少し不慣れな様子は、ファーストだからなんだ。
でもそれが分かると、しめたもの。

KELLYの十八番はまだ駆け出しのブランドを見つけて
店頭でいち早くご紹介すること。
そして共にブランドを育てていくことなのです。
思い起こしてみれば、今までにも日本で初めて取り扱い、
その後ビッグブランドに成長していく様子を多数目の当たりにしてきました。
それはそんな先の楽しみさえも想像出来た瞬間でした。


デザインはシンプルだからこそ、地球上で最も柔らかく暖かいとされる
ペルーのベビーアルパカの質感が際立ち、
レイヤードスタイルや、ベルト使いなどの小物ワークがとても楽しい。
まさに今のKELLYが求めている要素です。

おかげさまで早速好評をいただき
日々、トップス、スカート、小物とトータルでお選び頂いている状態です。
せっかくの機会ですからフルコレクションで
ご覧いただけることを願っています。
まだ駆け出し故に、この先がとても楽しみなブランドです。
私たちと共にブランドを育てて、見守って行きませんか?

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