letter from BYKELLY

皆さま、こんにちは。

なにかと暗い話題の多い世の中ですが、
今月あたまに訪れたクリエイションの最前線・パリにもご多分に漏れず、
リセッション(不景気)の大嵐が吹き荒れていました。
ランウェイショウを取りやめ、小さなプレゼンテーション形式で
作品発表するメゾンが増え、それならまだしもメゾン解散だとか、
就任したばかりのデザイナーをバッサリ切る、とか
これからファッション、いったいどうなっちゃうんだろう・・・というムードがひしひし。
かく言う私も製品を見る目は非常に厳しく、
「このデザイン、去年のどこかの焼き直し!」
「この価格じゃ高すぎる。もっとクオリティあげてくれなくちゃ、
うちの大切なお客さまにとてもご提案できない」etc、いつのまにやら目が三角に・・・。

しかし、これじゃいけない!と私の目を覚まさせてくれるものは、
そうは言ってもやはり「クリエイション」に尽きるのです。

そしてその「素晴らしいクリエイション」はどこまで行っても
「ひと」が創り出すものである、という事実。
これまで以上に目の肥えた顧客を前に、デザイナーやアーティストが今回発表した製品は、
どれも時代の空気に添ったもの、なるほどと唸らされるものばかりです。
リアリティとクリエイションのバランス感覚に優れ、
それをさらに高い精度で製品化できるデザイナー=「本物のデザイナー」だけが
生き残っていく時代だと思い知らされた来秋冬のコレクションでした。
 
そして、そのどこまでも真剣な彼らの作品や思いを、
直接お客さまにお届けするのが、私たちの役目でもあります。

価値のあるものやヴァリューのあるものは、
常に移り変わっていくものであると同時に、変わらないものでもあります。
どんな時代にも感性を研ぎすませ、そのとき最高のものを皆さまにお届けしたい。
バイケリーはそんなふうに考えています。



工夫を凝らしたランバン本店のショウウインドウ。
ストーリー仕立ての飾り付けは、お隣のエルメスのそれとともに必見。


芸術的なァニックのウィンドウ。ニューフレグランスのキャンペーン中でした。
バイケリーでも来月発売になります。


ショウはいつも、カメラマンの怒号とともにスタート。
30分や一時間遅れはあたりまえの無茶苦茶に、
スケジュールがびっしりの彼らなりの抵抗です。


ルーブルって、こうして外から覗けるんですね。
少しだけですが感動しました!


来シーズンのエンリー・ベグリンのイメージボード。


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