BYKELLY 2012年春夏のテーマは?

シーズンテーマというものは特になくて、ウェブサイトのSTORYにあるように、高揚と静寂、相反するテーマをあくまでもフェミニンな切り口でお届けする、というコンセプトは、どんなときにも不変です。ライフスタイルのなかにコントラストを楽しみましょう、ということでもあります。

それでも「今年の気分」をあげるならば、「色」でしょうか。季節を感じるフレッシュな、リアリティのあるカラーです。これまではポイントでとり入れてきた「色」を、ドレスやボトムなどで、大きく見せる。やわらかいシルクやコットンにのせて透明感がでるように。グリーンやピンクなど、ヴィヴィッドなカラーも優しいムードになります。この春のforte forteは、まさにそんな気分です。デザイナーが旅した南の島がインスピレーションソースだそう。単なる「リゾート」に終始しないコレクションは、とってもシックでセンシュアル。女であることが素直に喜べる服ですね。

「コントラストを楽しむ」とは具体的にどういうことですか?

きもちを上げてくれる服もあれば、なぐさめ、励ましてくれる服もある。ある日はパリっぽく、クラシックフェミニンにモードを取り入れて、ある日は地に足のついた、こころ安らぐものに囲まれて過ごす。もちろん、そのふたつを同時に楽しんでもいい。そのかげんが個性=スタイル、になっていくのです。

今、着たい。末永く着たい。女性のこころのなかにある、そのふたつの感情を大切にしたいのです。

トレンドとはどうつき合いますか?

トレンドを『知る』のと『取り入れる』のは別ものです。おとながトレンドに飛びつくってあさはかだわ、みたいなところがありますよね。ひとそれぞれだと思いますが、のってみると意外に楽しい、というのが私たちの考え。まるで無視というのもちょっと寂しいですね。でもその方法=「取り入れ方」にはこだわりたい。

いまは誰もが「自分らしさ」の表現にとてもこだわる時代です。そしてこの「自分らしさ」というのが、またむずかしい。このブランドは私らしい、このアイテムは私らしくない。トレンドに、のるかのらないか。視野を狭めてしまうことで、美しいものや良いものを見逃してしまっているひとがとても多いのです。ほんの少しものの見かたを変えることで、これまで見えなかった景色が見える。見えた瞬間って、とっても気持ちいいですよ。あ、これだったの!って・・・。

今シーズン、リコメンドするアイテムはなんですか?

Maison Michelのストローハット、GIVENCHYのシューズです。Maison Michelの帽子は、ファッションアクセサリーとしてこれほど優秀なものもない、というほどに惚れ込んでいるアイテム。スタイリングが劇的に変わります。もっと多くの女性に、帽子の効果に気づいてほしいですね。

そして靴は装いの結論だから女性らしいものを、必ず。Maison MichelとGIVENCHY、どちらもフランスの伝統的なメゾンのものです。「美しき正統」を多くのひとに実感していただきたいですね。

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